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命に関わる猛暑続き、夏土用入り

雑節・夏土用

「土用」は季節の変わり目を象徴する年に4回ある。4月の春土用に続くのが夏の土用で土用の丑の日に、全国でウナギを食べる風習がある。4つの土用のうち夏の土用が広く知られている。2018年は7月20日が土用入りで立秋までの18日間。

 7月20日が春土用入り

 7月20日と8月1日が丑の日

 8月6日が土用明け

 8月7日が立秋

丑の日にちなんで「う」のつくものを食べる習慣がある。万葉集のころから風習はあり、江戸時代に平賀源内が広めたという「ウナギ」を食べることが広がっているが牛の肉、ウリ、うどんを食べることも。これから本格化する夏を乗り切る体力をつけようという習慣だ。

土用の前から猛暑が続く。大地に蒸気が立ち霞む=2018年7月19日

だが2018年は土用を前に日本各地は猛暑に見舞われ、岐阜県多治見市で18日に気温40度を超え、19日も京都で40度間近になるなど既に異常高温。熱帯夜も続く。

また土用は虫干しすることもある。農作業でも節目で水田の水を抜く時期でもある。

土用は夏の季語

小豆買うて煮んとぞ思ふ土用入 高浜虚子

ふかぶかとしみたる雨や土用入り 木津柳芽

土用鰻息子を呼んで食はせけり 草間時彦

 

 

大雨が収まるとすぐに梅雨明け 7月

気象ニュース・2018年7月

【台風】台風7号は4日午後3時、日本海で温帯低気圧に変わった。

【台風】4日午後9時ごろ、マリアナ諸島付近で熱帯低気圧が台風8号になった。中心の気圧は1002ヘクトパスカル

【豪雨】気象庁は6日、福岡、佐賀、長崎の3県に大雨の特別警報を出した。

【豪雨】気象庁は6日岡山、広島、鳥取の各県に大雨の特別警報を出した。6県で特別警報が同時に出るのは2013年8月の運用開始以来最多。

【豪雨】気象庁は8日、愛媛県と高知県に大雨の特別警報を出した。

【豪雨】気象庁は9日、東日本から西日本の広い範囲で甚大な被害をもたらした今回の大雨を「平成30年7月豪雨」と命名した。

【豪雨】西日本豪雨の死者は9日100人となった。

北陸など5地域で梅雨明け

【梅雨明け】9日、九州北部、中国、近畿、東海、北陸が梅雨明け。平年より10〜15日早く、昨年より4〜24日早い。北陸は平年より15日早く昨年より24日早い。東海は平年より12日早く、昨年より6日早い。近畿と山口県を除く中国は平年より12日早く、昨年より4日早い。山口県と九州北部は平年より10日早く、昨年より4日早い。

【台風】非常に強い台風8号は10日、勢力を維持したまま沖縄・先島諸島に達し、石垣島の北東を進んだ。その後11日中国大陸に上陸した。

【梅雨明け】10日、四国が梅雨明け。昨年より3日早く、平年より8日早い。

【梅雨明け】11日、九州南部が梅雨明け。平年より3日早く、昨年より2日早い。

気象ニュース5・6月

5地域一気に梅雨明け、大雨が上がると猛暑

気象庁は7月9日九州北部、中国、近畿、東海、北陸の5地域が梅雨明けしたと発表した。既に梅雨明けしている沖縄、奄美、関東甲信を加えると国内12地区のうち8地区が梅雨明け。残りは九州南部、四国、東北南部、東北北部の4地区。

梅雨明けの福井市の空。夕方には夏雲

今回の5地区は豪雨や大雨が終わったと思ったらすぐに梅雨明けという感じ。気温は涼しい日が続いたのにいきなり30度を超える真夏日。この激しい気象の変化は地球温暖化によるものだろう。日本の四季の穏やかな変化に戻ってほしい。

九州北部は平年より10日、昨年より4日早い梅雨入り。中国と近畿は平年より12日、昨年より4日早い。東海は平年より12日、昨年より6日早い。

特に北陸は平年より15日、昨年より24日早い梅雨明け。特に昨年は8月2日の梅雨明けだっただけに早々と本格的な夏が来てしまった。雨が上がったのはうれしいが、これから連日の30度超えの予報を見ると気が重くなってくる。

9日は朝からすっきりした青空と白い雲が広がった。外に出ると日差しは強く、日没後も明るかった。

小暑、梅雨明けるころのはずが大雨

二十四節気・小暑

7月7日は二十四節気の「小暑(しょうしょ)」、七夕でもある。

梅雨明けが近づき暑さが本格的になるころを意味する。蓮の花が咲く頃ともされている。2018年は7月7日。7月6日になる年もある。この日から暑中となる。

7月7日小暑は時折強い雨。地域には避難勧告も出ていた

小暑になってもまだ梅雨入りがなかった年は気象庁の発表上では梅雨がなかった年となる。

小暑は実際の天気とは違った年も多い。7月の初めはまだ梅雨で、特に梅雨末期の大雨に見舞われることもある。

2018年も梅雨が明けていたのは関東と沖縄だけ。それどころか九州南部から中国、四国、中部地方の西部では大雨警報や洪水警報がでる激しい雨が続いている。特別警報がでた県もあり大勢の犠牲者もでた。

気温も前週は最高気温が35度を超える猛暑日もあったのにこの2,3日は肌寒い。七夕でも空は雲に覆われ、天の川が見えない。

小暑は夏の季語

「部屋ぬちへ小暑の風の蝶ふたたび」 皆吉爽雨

「一本の細書きを購ふ小暑かな」 勝俣一秀

前の二十四節気は夏至 6月21日

次の二十四節気は大暑 7月23日

半夏生、農作業休みタコ、鯖、うどん食べる日

半夏生前日の7月1日の夕景

雑節・半夏生

夏至から11日目。ドクダミの仲間の薬草半夏(はんげしょう)がこのころ生えていくのでこの名が付いたという。2018年は7月2日。

半夏生の期間は5日間。この日までに田植えを終わらないと秋の収穫に半分しか間に合わないともされ、全国的に農繁期の休みの時期でもある。いったん農作業を休んで次の忙しい時期に備え、おいしい食べ物を食べ休養をとる。ちょうど1年の折り返しの時期だ。

半夏生7月2日の空。田んぼは苗が成長して緑が深まっている。

大阪地方を中心に関西では稲の穂が多くに分かれて成長するようにとの願いを込め足の多いタコを食べる習慣があるという。

福井県の岐阜県境に近い盆地の大野市では鯖を焼いて食べる。 海から遠い大野では江戸時代、大野藩主が田植えに疲れた農民を思いやり、飛び地のあった越前海岸で捕れたサバを丸焼きにし、食べさせたのが始まりといわれる。市内の鮮魚店ではサバを串に刺して丸焼きにして販売している。

香川県ではうどんを食べる習慣があり、半夏生の7月2日が「うどんの日」になっている。

ハンゲショウは、水辺や湿地に見られるドクダミ科の多年草。花の下の葉が半分だけ、おしろいを塗ったように白く変わるため「半化粧」と呼ばれるという説もある。

半夏生は夏の季語

「風鈴の夜陰に鳴りて半夏かな」 飯田蛇笏

「いつまでも明るき野山半夏生」草間時彦

半夏生は七十二候の言葉でもある。

前の雑節は「入梅」6月11日

次の雑節は「夏土用」

気象ニュース(5・6月)早い梅雨

5月6月の気象ニュース

梅雨入り例年より早く梅雨明けも早く

【梅雨入り】沖縄地方が5月8日梅雨入りした。平年より1日早く、昨年に比べ5日早いという。

【梅雨入り】5月26日、九州南部地方が梅雨入りした。

【梅雨入り】5月28日、九州北部(山口、福岡、大分、佐賀、熊本、長崎)と四国が梅雨入りした。いずれも平年より8日早く昨年より23日早い。

【梅雨入り】6月5日、中国地方(九州北部に含まれる山口県を除く)が梅雨入り。平年より2日早く、昨年より15日早い。

【梅雨入り】6月6日、近畿、東海、関東甲信が梅雨入り。平年より1〜2日早い。昨年に比べて近畿と東海が約2週間、関東甲信が1日それぞれ早くなった。

【梅雨入り】6月10日、北陸と東北南部が梅雨。いずれも平年より2日早い。昨年と比べると、北陸は15日早く、東北南部では20日早い。

【梅雨入り】6月11日、東北北部が梅雨入りした。平年より3日早く、昨年より20日早い。

【台風】6月15日午前9時ごろ、沖縄・与那国島の西南西約340キロで熱帯低気圧が台風6号になった。

【梅雨明け】6月23日 沖縄地方が梅雨明け。平年並みで昨年より1日遅い。梅雨入りは5月8日ごろだった。全国で最初の梅雨明け

【梅雨明け】6月26日 鹿児島県の奄美地方が梅雨明け。平年より3日早く、昨年より3日早かった。梅雨入りは5月7日ごろだった。

【梅雨明け】6月29日 関東甲信が梅雨明け。関東甲信が6月に梅雨明けするのは統計を始めた1951年以降で初めて。昨年より7日早く、平年より22日早い。

夏至直後、最も遅い海の日没

6月の夕日海に沈む

 久しぶりに海の夕日を見たいと思い夏至翌日の6月22日、福井県坂井市三国町のサンセットビーチへ撮りに行った。午前中から晴れてはいるが、部分的な暈が見えたり、環水平アークが出たりとこれから天気が悪くなることが多い現象が現れる空模様。最後まで夕日が見えるかどうかわからずちょっと心配はあったが、午後6時過ぎでも少し雲がかかっているものの夕日は見えたので海に向かった。

春分の時は正面に見えた夕日が右側、北川に位置する

夏至は6月21日で一日後でも昼が長いことは変わらない。日没時間は19時16分と前日と同じ。ゆっくりと夕日を眺められる季節だ。

18時20分サンセットビーチに到着。まだ日は傾ききっておらず日没までには時間がある。広い海岸のあちこちで夕日を見ている人がいる。多分北海道の苫小牧発敦賀行きのフェリーだろう、大きな船影が水平線を左に進む。フェリーはほぼ定時に通るのだが、遅い日没とはシンクロしない。

春分の日頃はビーチのほぼ正面に見えた夕日はかなり右側、北西方向に見える。タイムシフト動画をとるためのカメラを三脚にセットして7秒間隔の撮影をスタート。16-300と200-500のズームレンズを付けたカメラを2台持って取り始めた。

タイムプラス動画・サンセットビーチの夕景

ビーチに着いたときはまだ明るい夕日は少しずつオレンジに変わってくる。沖には漁をしているのだろう小型船が同じ場所にいる。ただ水平線の上には薄い雲があるようで最後まで夕日は見えないかもしれない。

水平線の近くに沈んで雲のベールの中から赤い夕日が見えた

日没が近づく19時過ぎ、水平線の近くが部分的に赤く色づく。夕日を覆う雲が薄く夕日が透けて見える。漁船も重なって少しいい雰囲気だ。完全に海に沈むまで夕日を雲の薄いベールを通して見ることができた。

夏至天気は回復、強い日差し遅い夕日

二十四節気・夏至

 二十四節気の「夏至(げし)」。昼の時間が最も長い日。うるう年などをのぞくと6月21日になることが多い。2018年の夏至の21日は前日からの雨が上がり、朝から青空が見えた。

夏至の朝、青空が見えてきた

 午前中は雲も多かったが、午後には晴れ上がり、年間で一番強い日差しが地上を照らし出した。

 夏至の日太陽は東の空の最も北寄りから現れ、天空の頂上近くを通り、西の空の最も北寄りに沈む。

日没は北寄りの空へ

 日の出、日の入りの地点は少しずつ北へ動き夏至の日が最も北寄りとなる。日の出の時間は早く、日没は遅い。夏至以降逆に南へ移り秋分の日が真東で日の出、真西で日没。さらに南へ動いていく。

 この日の福井市の日の出は4時39、日没は19時16分。昼の時間は14時間37分。

 前の二十四節気は芒種・6月6日

次の二十四節気は小暑・7月7日

 

明日は夏至、天気も回復か

二十四節気・夏至

夏至前日の6月20日の空。小雨模様

6月21日は二十四節気の「夏至(げし)」。北半球では最も昼の時間が長い日だ。そして地球の地軸が傾いているため、北半球では最も太陽に近い日でもある。日差しが一番強い日で晴れたら日焼けに要注意だ。

南半球ではその逆になる。最も夜が長く、たいようから遠く日差しが弱い。

日の出、日の入りの地点は少しずつ北へ動き夏至の日が最も北寄りとなる。日の出の時間は早く、日没は遅い。夏至以降逆に南へ移り秋分の日が真東で日の出、真西で日没。さらに南へ動いていく。

日本では夏至はちょうど梅雨のまっただ中で、雨の日も多い。夏至一日前の6月20日の全国の天気も傘マークや雲マークが並んだ。

6月21日の天気予報は全国的に回復傾向。晴れマークのところも多い。午後からはさらに好天となりそうで、遅い時間のゆっくりした日没が見れそうだ。

入梅、ことしは列島全体が梅雨入り

雑節・入梅

立春から135日目。6月11日になることが多い。2018年の入梅は6月11日。

 北陸地方梅雨入りから1日後の6月11日。入梅の日雨は夕方から降り始めた。

入梅は文字通り梅雨に入ることを意味する言葉だ。梅雨は一般的に「つゆ」と呼ばれることが多いが気象用語ではもともとは「ばいう」と呼ばれる。東アジアだけに現れる雨季で日本の南岸から中国の揚子江付近に前線が停滞し長雨となる。停滞した前線を梅雨前線(ばいうぜんせん)と呼ぶ。梅の実がなる頃だから梅雨と名付けられた。旧暦では5月に当たることからこの時期の雨を五月雨(さみだれ)と呼んだ。

入梅は暦上でもともと重要な言葉だが、現在はは各地域の気象台ごとに梅雨入り、梅雨明けを発表しているためシンボルリックな意味合いが強い。ただ入梅といわれるとジメジメした季節がやってきたと感じる。

今年は沖縄は5月8日、九州四国は5月26日から28日。中国6月5日。近畿、東海、関東甲信が6月6日。北陸、東北南部が6月10日。

そして東北北部が平年より3日早い6月11日に梅雨入り。入梅と一致した。入梅の日にちょうど北海道を除く日本列島全体が梅雨に覆われたことになった。

 

前の雑節は八十八夜 5月2日

次の雑節は半夏生